転職活動を始めたものの、思うような求人に出会えない、そんな時期があります。私が面談した中にも、前職から長く期間の空いている方に理由を尋ねると、
途中(転職活動を)少しお休みしてまして・・
転職の求人は「増員」もしくは「欠員の補充」です。特に後者は企業側も早く人材がほしいので、短期戦を望みます。つまり、応募者の中で70点の方がいれば採用し、募集は終了するのです。「もっと良い方が来るまで待とう」とはなりません。
応募から内定まで、早ければ2週間程度。選考途中でも応募者の感触がよければ、一旦求人を止めることもあります。転職活動を1か月お休みしている間に、優良求人を逃すかもしれません。
今回は「転職活動中に疲れた」時、おすすめの行動について書いていきます。
短期間のリフレッシュをする
先日、リクルート系大手の担当から聞いた「20代転職の平均活動期間」は約2か月。30代でもほぼ同じです。転職活動は新卒と違い、短期集中型といえます。
とはいえ、応募がつながらない時期が長くなった場合は、肩の力を抜くことも大切です。資金に余裕があるなら、旅行に行くなどしてリフレッシュしてもいいでしょう。
但し期間は3日~最大で1週間迄。転職で住んでもいいと思う地域に行ったり、面接のネタになりそうな伝統工芸の体験に出かけるのもおすすめです。
エージェントに連絡する
転職エージェントに相談している場合、彼らを大いに利用しましょう。活動をスローペースにする前に、登録しているエージェントすべてに状況確認の連絡をとります。
エージェントは複数人の担当を持っています。選考中の方や新しい登録者で忙しく、連絡が滞ると、後回しにされてしまうかもしれません。『情報収集』の肩代わりしてもらう為にも、電話をしておきましょう。(メールでなく、電話がおすすめです。)当然ですが、少し休みたい、などど伝える必要はありません。
検索する日を決める
活動を始めた頃は、日に何度も転職サイトを確認したのではないでしょうか?
しかし次第に目にするのは同じ求人ばかりで、進捗が見つからない・・。1か月近く応募したい求人に出会えないと、不安と焦りでモチベーションも下がる一方でしょう。
だからといって全くサイトを見ない期間があると、冒頭に書いたように優良求人を見逃す可能性があります。
求人サイトは原稿の締切日が決まっていて、随時更新しているわけではありません。企業側は2週間以上の掲載で申し込むことがほとんどなので、週1回の閲覧でも情報はとれるでしょう。
友人への「相談」をやめる
不安な時期は、誰かに話を聞いてもらいたくなります。特に相談しやすい友人のいる方は、毎日でも電話したくなるかもしれません。
しかしこの時期に、ご友人に相談されることはお勧めしません。一時的に元気をもらえることは有るでしょうが、転職活動が不調であればまた、モチベーションは下がっていくからです。また、友人と自分を比べて勝手に落ち込む事さえ考えられます。
転職活動は楽ではありません。応援してくれる家族や友人がいても、結局は自分が頑張るしかないのです。
相談するならエージェントがおすすめです。お仕事ですから、求職者の話をよく聞いてくれます。其々にあったアドバイスもくれるかもしれません。そこでモチベーションが戻ってきたら、友人には「報告」をしましょう。
条件を見直す
良い求人が見つからなかったり、エージェントからの連絡がない時は、貴方の「条件」を見直してみましょう。以前の記事に書きましたが、条件には優先順位をつけ、「絶対譲れない」ものは多くて3つです。
良い求人に出会うためにも、条件の優先順位を見直し、チャンスを広げてみましょう。最近は地元志向の方が多いので、転勤可の方ならハードルが下がる可能性もあります。少し背伸びした企業も応募できるかも知れません。
まとめ
・リフレッシュは1週間(短期間)
・エージェントをフルに利用する
・お疲れ中は友人に相談しない
・最低限の検索は怠らない
・優先順位を見直す
転職活動がうまくいかなければ、モチベーションは下がってしまいます。そんな時におすすめの事を、書いてみました。就職活動はご縁です。すぐ決まる方もいれば、半年以上探す方もいます。あきらめずに頑張りましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからも、はじめての転職活動者を中心に、参考となる記事を執筆していきます。貴方の転職活動の一助となりますように。応援しております。
おわり