御社で活躍している人の、特徴は何ですか?
応募者の方がよくされる質問です。会社にとって好ましい人物を聞き出し、キャリアアップのイメージや社風を知るヒントになります。
質問自体は悪くないのですが、この質問に対し、面接官側はそこまで細かく回答しないでしょう。正直テンプレな質問の為、特に力説もしませんし、「活躍している人」も聞き方としてはおおざっぱなので、『元気がある』『○○(会社の事業ジャンルなど)に興味がある人』といったざっくりした回答になります。
入社への意欲が高く、本気でその会社での活躍を考えているなら、
活躍されている方の、具体的なエピソードがあれば教えてください
と聞いた方がいいですね。
ともあれ、採用内定を勝ち取らなければ何も始まりません。
今回は会社にとって好ましい、『好印象な応募者の特徴』について書こうと思います。
折り返し連絡が早い
応募すると、企業側から電話もしくはメールで、面接日時の連絡が来ます。仕事中や移動中で、すぐに出なくても問題ありませんが、メールなら当日中、電話なら遅くても翌日午前中までに折り返し連絡をしましょう。
面接を設定する場合、人事担当者は最低でも面接会場の確保と、上位上司のスケジュール調整を行います。特に上司のスケジュールはどんどん埋まっていきますので、面接者から日時の確定がとれなければ、保留のままとなってしまいます。
なかなか連絡がつかない応募者より、折り返し連絡が早く、スケジュールの立てやすい方が好印象なのは当然です。
時間、期日を守る
面接時間
対面⇒訪問は5~10分前にしましょう。早すぎる来訪は、担当や面接官の前スケジュールが終わっていない可能性があり、逆に迷惑となります。現場には30分前に到着し、時間をあわせるのがお勧めです。
zoom⇒5分前で充分です。但し通信環境のテストは充分に行っておいて下さい。
期日
応募の際、エントリシートや履歴書の提出を求められることがあります。最近では手紙文化の衰退で、郵便の出し方に自信のない方も多いでしょう。期日には充分余裕をもって、投函してください。ギリギリに速達で送ってこられる方、意外といらっしゃいます・・。
また、面接日もできるだけ変更しないようにしましょう。
本当に体調が悪い時はパフォーマンスも落ちますから、出来るだけ早く連絡して日程調整を願い出ればいいと思います。しかし、準備不足や迷い、遊びの約束などで何度も変更する方は正直バレてますので、応募を躊躇する位なら、潔く辞退した方がお互いの為です。
すみません、急用がはいりまして・・
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一方で書類を余裕をもって提出し、面接もスムーズにサクサク進行する方は、採用フローが順調で評価も高くなります。
『まだ、時間があるから』と先延ばしにする行為は、仕事でも同じことをしそうで、企業側も不安になるのです。注意してください。
言葉遣いが丁寧
敬語や呼称で戸惑う方は、まだまだ多いようです。社長面接時に「社長様」や「社長さん」といった呼びかけを使う方がいて、担当の方が焦ることもあります。
この場合は、『名前+社長』でOK。言葉づかいもフレンドリーになりすぎないよう、気をつけてください。
「あ、了解です」「そうなんすか」「どうもです」
「てゆうか」「あんまないっす」 「ですよね~」
番外:(午前中の電話であからさまに不機嫌)
つい、うっかり出てしまうものばかりですよね。
難しく考える必要はないありません。可能な範囲で、丁寧なもの言いを心がければ良いのです。後は、面接会場へ案内してもらう途中、出会う社員に笑顔で挨拶をしたり、面接で何かしらのアドバイス受けた時、「ありがとうございます」を言えれば、一層好印象となるでしょう。
面接時に前向きな質問がある
面接の最後は、お決まりの質問タイムです。
では、○○(応募者)さんから質問があればどうぞ。
新卒者の方はここで「特にありません」という方が半数近くいますが、就労経験のある転職者は、待ってましたとばかりに質問されます。但し、この質問内容が偏っているのです。
<代表的な質問例>
転勤はどのくらいの頻度でありますか?
土日は毎週休みでしょうか?
この記事を書いた日、当社の(募集媒体)代理店担当者と打ち合わせした際、こんなことを言われました。
最近の求職者は企業の『中身』ではなく、『条件』で選ぶ印象ですね
少し残念な話です。最初の記事で、転職で解決したい事に「優先順位」をつける話をしました。「地域」や「休日」が高順位なのは構いませんが、面接時の質問が『条件面』ばかりですと、『業界や企業理念は二の次』という印象を受け、自社に入社したいという熱意を感じません。
面接では、応募する企業を『一緒に盛り上げたい、成長させたい』といった前向きな質問も用意して下さい。
謙虚
転職で経験者の場合、実績をアピールすぎる方がいます。さじ加減の難しいところではありますが、面接では誇れるエピソードや功績を披露しつつも、『周りのサポートや先輩・上司に助けられた』等、手柄の独り占めではなく、謙虚なアピールをしましょう。その上で自分が成長したエピソードや、入社後に目指したい事を付け加えれば良いのです。
余談ですが、入社後に何かと前職と比較するのは「転職者あるある」です。
『前は社内の自販機が安かった』、『システムは以前の○○の方が使いやすい』、『前は発注が週2だった』などなど・・。悪気はなくても、好印象とはいえません。転職するときは経験や実績に奢ることなく、『謙虚さ』を心がけておきましょう。
いかがでしたか?今回上げた6点は、どれもすぐに取り入れられる事ばかりだと思います。ほんの少し気を付けるだけで、貴方の印象がグッと良くなるはずです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからも、はじめての転職活動者を中心に、参考となる記事を執筆していきます。貴方の転職活動の一助となりますように。応援しております。
おわり