ここでは人事担当者の筆者自身、もしくは身近の人事担当者たちが体験した事を中心に、採用の裏ばなしを書いていきたいと思います。
※特定につながる名称は若干の改変します
面接官ガチャ
面接で面接官と会話が弾み、手ごたえを感じれば合格への期待に帰路の足取りは軽く、
鋭いつっこみや苦言を受ければ、落ち込んでしまうものです。
大抵の会社は、面接官役の人間は複数います。
特に2次面接以降は、部長クラスや取締役が多い為、スケジュール調整が難しく、同じ日に面接を受けても、午前と午後で面接官が違う場合もあります。
そして当然ですが、面接官役の方は、穏やかな雰囲気の方もいれば、強面で寡黙な方もいます。実際に自分の会社でも「今日のコンビは厳しめだな」「午前より優しいめだな」という組み合わせはあります。
今日の面接官は厳しかったな。優しいと聞いていたのに・・。
応募者の方から見れば、厳しい面接官だったから実力を出せなかった、不合格になった、という印象を受けてしまうかもしれません。
緊張で上手くアピールができなかったという事はあるでしょうが、人事採用側からいうと実は・・
「面接官ガチャ」は、ほぼ合否に関係ありません。
正直、面接前の資料や、応募者とのやりとりで、7割がた応募者への印象が決まっています。
今日の方(応募者)はどんな感じ?
そうですね、今一つ志望度が低そうです・・
もしくは、
お勧めです。しっかりした受け答えで・・
面接官も、事前資料を読んでいますが、限られた時間で合否を決める為、担当者から事前情報を仕入れます。これは担当者の意見で決まるという意味ではなく、面接前に準備を怠ったり、応募に対して真摯でなければ、いくら面接の質疑応答が良くても落ちるという事です。
逆に、それまでを頑張った方は、少しくらい面接で失敗しても、合格してもらおうと面接官側がフォローすることさえあります。(質問の言い方を変えるなど)
当日に挽回は出来ないのかな?
残り3割の逆転劇があるとすれば、「専願」と、奇跡的に面接官と話が合った時でしょうか。
専願は「他の選考を全て断ってきました」という強力なカードです。これは売り手市場の今、あるていどの効果を発揮します。
・面接官ガチャは気にしない!
・「面接」だけ頑張るのではなく、それまでの過程で加点を目指そう!
これは担当のひとりごとです。読んでいただきありがとうございます。
皆様の転職の一助となりますように。応援しております。