現役人事担当者
ひらえる
この記事を書いた人:某上場企業グループ会社で10年以上、中途・新卒共にリクルート業務全般を担当中。会社説明会200回以上、面接した人の数300人以上。自分の会社で不採用となった方にアドバイスするうち、他社に受かったと感謝のお電話を頂戴した経験から、リクルートに関したブログを立ち上げる事を決意。 「一人でも多くの方が内定を勝ち取れるよう、転職活動のブログを執筆していきます。」
人事部のひとりごと PR

(番外変)人事部のひとりごと①

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ここでは人事担当者の筆者自身、もしくは身近の人事担当者たちが体験した事を中心に、採用の裏ばなしを書いていきたいと思います。

※特定につながる名称は若干の改変します

面接官ガチャ

面接で面接官と会話が弾み、手ごたえを感じれば合格への期待に帰路の足取りは軽く、

鋭いつっこみや苦言を受ければ、落ち込んでしまうものです。

大抵の会社は、面接官役の人間は複数います。

特に2次面接以降は、部長クラスや取締役が多い為、スケジュール調整が難しく、同じ日に面接を受けても、午前と午後で面接官が違う場合もあります。

そして当然ですが、面接官役の方は、穏やかな雰囲気の方もいれば、強面で寡黙な方もいます。実際に自分の会社でも「今日のコンビは厳しめだな」「午前より優しいめだな」という組み合わせはあります。

応募者

今日の面接官は厳しかったな。優しいと聞いていたのに・・。

応募者の方から見れば、厳しい面接官だったから実力を出せなかった、不合格になった、という印象を受けてしまうかもしれません。

緊張で上手くアピールができなかったという事はあるでしょうが、人事採用側からいうと実は・・

「面接官ガチャ」は、ほぼ合否に関係ありません。

正直、面接前の資料や、応募者とのやりとりで、割がた応募者への印象が決まっています。

部長A

今日の方(応募者)はどんな感じ?

人事担当者

そうですね、今一つ志望度が低そうです・・

もしくは、

人事担当者

お勧めです。しっかりした受け答えで・・

面接官も、事前資料を読んでいますが、限られた時間で合否を決める為、担当者から事前情報を仕入れます。これは担当者の意見で決まるという意味ではなく、面接前に準備を怠ったり、応募に対して真摯でなければ、いくら面接の質疑応答が良くても落ちるという事です。

逆に、それまでを頑張った方は、少しくらい面接で失敗しても、合格してもらおうと面接官側がフォローすることさえあります。(質問の言い方を変えるなど)

応募者

当日に挽回は出来ないのかな?

残り3割の逆転劇があるとすれば、「専願」と、奇跡的に面接官と話が合った時でしょうか。

専願は「他の選考を全て断ってきました」という強力なカードです。これは売り手市場の今、あるていどの効果を発揮します。

まとめ

・面接官ガチャは気にしない!

・「面接」だけ頑張るのではなく、それまでの過程で加点を目指そう!

これは担当のひとりごとです。読んでいただきありがとうございます。

皆様の転職の一助となりますように。応援しております。