現役人事担当者
ひらえる
この記事を書いた人:某上場企業グループ会社で10年以上、中途・新卒共にリクルート業務全般を担当中。会社説明会200回以上、面接した人の数300人以上。自分の会社で不採用となった方にアドバイスするうち、他社に受かったと感謝のお電話を頂戴した経験から、リクルートに関したブログを立ち上げる事を決意。 「一人でも多くの方が内定を勝ち取れるよう、転職活動のブログを執筆していきます。」
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人事担当者が教える、WEB面接前にやること3つと、面接時のポイント5つ

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転職活動をするにあたって、遠方の企業へ応募することも有るかと思います。地元に帰りたい、恋人の勤務地、条件の良い企業があった等、事情は様々でしょう。しかし、遠方の面接には、時間も交通費もかかります。せめて応募した企業が、交通費を出してくれればよいのですが、良くて最終面接分くらいです。

しかし、コロナ禍以降、企業もリモート化が一気に進み、小さな個人企業であってもzoom等のリモート面接を行うようになりました。

そこで、今回はzoom面接時に気を付けてほしいことを、面接担当官の目線で書きたいと思います。

この記事を読むとこんな事がわかります。

面接前にやるべきこと

・通信のテストをする

いざ面接となって、意外とあるのが画面がフリーズしてしまう事です。

通信環境が悪い事がほとんどですが、zoomのアプリが最新に更新されていなかったり、デバイスの容量がなかったりと他の要素が原因の場合もあります。大切な面接の前に必ずテストしましょう。面接側も、何度もフリーズされるとだんだん白けてきて「テストしてないのか・・志望度低いのかな。。?」と思ってしまいます。

・画像のチェックをする

ポイントは、画像の「明るさ・(映る)角度・背景」の3つです。

まず明るさですが、「ほぼシルエット」レベルの暗い画面の人が意外とよくいます。室内での調光が難しければ、リングライトも安く売っていますので、購入してください。

次に映る角度ですが、特にスマホの方。下から移している方が多く、ちょっと怖い絵づらになっています。(手持ちは絶対NG)面接者はスマホでも、企業側は大型モニターで映していることもありますので、どうしてもスマホを使うなら、きちんとしたスマホスタンドを用意して水平、もしくはやや上から撮りましょう。

最後に背景ですが、個人的に「ぼかしOrバーチャル背景」はお勧めしません。逆に「どこにいるの?」と聞いてしまいます。自宅なら、面接官は「(部屋が汚いのかな?)という印象を待つかもしれません・・。

・緊急時の連絡先を把握する

事前にテストをしていても、通信が途切れることはあります。その際、慌てないためにも、連絡先を把握しておきましょう。電話番号を書いたメモを準備しておくと良いです。

面接時にやってほしくない事

・カンペを使う

志望動機など、聞かれそうな質問をこっそり見ながら答える方がいますが、これはバレています。カメラのすぐ後ろに貼って視線を工夫したつもりでもわかってしまうので、自分の言葉で伝えられるよう練習してきて下さい。

・メモをパソコンでとる

私はあまり見たことがありませんが、パソコンで面接を受ける場合、メモを入力するのはNGです。キーボードの音は結構響きますので、面接官は気になります。メモは紙でとるようにしましょう。

スマホでの面接について

ここまでの流れで察していただけるかと思いますが、スマホでのWEB面接は気を付ける点が多いので、出来ればパソコンで望みましょう。複数の面接官がいる場合、(面接官の)反応・表情等が非常に見づらく、面接者も話している最中に気になってしまうでしょう。

それでもパソコンを持っておらず、やむを得ずスマホで面接となる場合は、以下の点を注意してください。

その他、面接官として気になること

一言でいえば「笑顔を心がける」です。面接官の話を真剣に聞いているつもりでも、不愛想に見られてしまうことがあります。鏡をみて見てください。いわゆる「真顔」、自分で思う「普通の表情」は口角が下がっていませんか?

WEBでは「表情硬いな~」と思っていた人が、対面でお会いすると、笑顔がよく出た、という話は沢山あります。

WEBですと、カメラを見つめるよう意識したり、話を聞こくのに集中したりと、対面より緊張される方も多く、いつのまにか不愛想に見える表情になっているのです。カンニングはだめですが、「笑顔」と書いたメモが視線に入るよう、貼っておくといいですね。

私服OKであったとしても、スーツ、もしくはビジネスカジュアルで望みましょう。

「スーツ着てるの?私服でよかったのに。」と言われたとしても、面接官の内心は(ちゃんとスーツ着てきたな、偉いな・・)です。私服の場合は清潔感のある、シンプルな服装で臨みましょう。

目安は5分前です。あまり早くてもホスト側が入室していない事もありますので、5分で

充分です。コロナ前は対面面接に30分前にいらっしゃる方がいましたが、正直、これは迷惑でした。30分前にスタンバイはしても訪問は5分前。これはWEBも同じです。

面接が始まればお名前等お伺いしますが、本音をいうと回線がつながった時に、

面接者

「こんには○○(フルネーム)と申します、本日はよろしくお願いします」

という挨拶がほしいです。こちらが訊ねるまで「あ、どうも」「きこえます」「はい」くらいしか言わない方・・とても多いです。

UnsplashMaya Macekaが撮影した写真

以上、面接官からの視点でWEB面接の注意点をまとめてみました。

細かく言えばキリがありませんが、WEB面接に慣れていない方はぜひ参考にしてください。

まとめ

☆準備品

・(スマホ)スマホスタンド

・(スマホ)充電残量確認

・イヤホンマイク(優先ならピン止めできるもの)

・メモ帳、筆記用具

事前設定

・(スマホ)アプリ等の通知OFF

・(zoom)名前登録

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。これからも、はじめての転職活動者を中心に、参考となる記事を執筆していきます。貴方の転職活動の一助となりますように。応援しております。